中古自動車の購入による節税
2016-01-31
中古車の購入で節税が可能です。
これは、法人が減価償却を通じて節税を行うものです。
乗用車の耐用年数は6年となっておりますが、これは新車の場合です。
中古車の場合は、4年落ちの車両の場合は、1年で全額償却するため、取得年度に全額経費処理が可能となります。
この仕組みを利用して、節税を行うものです。
ただ、この場合、期首に取得することで12か月分の減価償却を行うことが必要となりますので、12か月決算の最終月に中古車両を購入した場合には、1/12ヵ月の減価償却しか行うことができず、取得年度に全額経費処理を行うことができないので、注意が必要です。
社用車にすれば、減価償却をして車両代を経費に計上したり、保険料・ガソリン代・高速代・駐車場代・車検も経費で落とせるようになります。
車の名義についてはできれば法人名義に変更するのが望ましいですがその場合、自動車保険料が高くなることが多いので確認して検討します。
また、法人の車両受入れ価格は個人で購入した時の価格ではなく、減価償却後の金額を計上します。
4年落ちの中古車であっても期末に購入しては1ヶ月分しか償却できないので、節税のために購入するのであればできるだけ事業年度の初めに購入しないとならない点に注意が必要です。
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