経営に際しては「何をやらないかを決める」のが大事
2014-06-19
事業計画やマーケティングプランの策定など、「何をやるのかを決める」ことが多いですが、てんこ盛りの施策(アクション項目)、数多くのKPIの設定など、現実的でない計画を見かけることがままあります。
あまりに多くの目標・施策があると、結局は何を実行すればいいのか不徹底なまま、全ての施策が中途半端な形で推移し、目標が達成できないという結果となってしまうケースも見かけます。
人間が日常のビジネスシーンで意識する(できる)目標・実行する(できる)施策は、厳選された数少ないものでないと機能しません。
例えば(言い古されたことですが)、シェアが大事なのか? 売上高が大事なのか? 利益が大事なのか? は事業のステージによって違います。これ等全てを目指す目標・施策をたて、実現することは至難の業であるといえます。
何が大事で何をすべきかを決めることは、大事ではあるが(今は)やらないことを決めることに通じます。
「大事ではあるが(今は)やらない」ことを決めるのは大変に勇気のいることですが、経営における意思決定の要諦のひとつといえるかと思います。
偉そうなことを言っている筆者も「やらなければならないこと」に追われる毎日を、少しでも改善したいと思っています。。。
経営改善についてもっと詳しくお聞きになりたい方は、↓からお問い合わせください。
←「法人成りによるメリット・デメリット」前の記事へ 次の記事へ「「第三の習慣」ってご存知ですか?」→