月次決算の早期化と経営への影響

2014-04-06

弊社では月次決算の早期化支援を行っております。

 

お客様に月次決算の早期化支援をご提案する際に、月次決算早期化メリットについてご質問を頂く場合がございます。

 

そこで、本日は月次決算の早期化のメリットについてご説明したいと思います。

 

月次決算の早期化によるメリットは、端的に申し上げると、「業績の向上に貢献する」と申し上げることができます。

 

これは、月次決算が早期に行われることで、前月の活動を、社内の構成員の記憶に新しいうちに、数値で確認することができますし、月次決算を中心として、例えば次のような取り組みに繋げることが可能となるためです。

 

段階

取組

効果

月次決算の仕組を構築

関係各部署が月次決算を早期に行うために連携

社内に経営数値への意識づけが可能

数値の取りまとめ作業

月次業績の報告

社内コミュニケーションの活発化

経営会議の開催

月次業績を利用した経営会議の開催と今後の施策の検討

経営活動の明確な指針を決定

今後の経営方針を決定

翌月の経営方針を社内に伝達

社内に経営数値への意識づけが可能

 

また、実際に月次決算の完成時期に応じた業績の変化に関するデータございます。

 

過去3年間の営業利益の推移の傾向

増加

横ばい

減少

無回答

月次決算の
完成時期

5日以内

35社

14社

10社

1社

60社

58%

23%

17%

2%

100%

6~10日

85社

38社

35社

0社

158社

54%

24%

22%

0%

100%

11~15日

27社

19社

25社

0社

71社

38%

27%

35%

0%

100%

16日~

9社

3社

14社

0社

26社

35%

12%

54%

0%

100%

無回答

3社

1社

1社

3社

8社

38%

13%

13%

38%

100%

159社

75社

85社

4社

323社

49%

23%

26%

1%

100%

(出典:日本公認会計士協会東京会 経営委員会研究報告書 「業績評価指標と管理関係について」)

 

これによると、過去3年以内の営業利益が増加傾向にあると回答した企業156社のうち、営業日ベースで5日以内に月次決算を完成させる企業が35社、6日~10日以内に完成させる企業85社と合わせて、77%の企業が10日以内に月次決算を完成させていることから、業績の向上に一定の相関関係が見受けられます。

 

このように、月次決算を早期化し、さらに経営会議等と連動することで、社内体制の強化につなげる取り組みも可能でございます。

 

詳しくお知りになりたい方は、弊社の担当者にお問い合わせ頂けますと幸いです。

 

(参考文献:日本公認会計士協会東京会 経営委員会研究報告書 「業績評価指標と管理関係について」)

 

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